秋の夜空を見上げると、4つの明るい星を見つけることができます。秋の四辺形と呼ばれている、ペガススの胴体部分と首を表した星を含む秋を代表する星座「ペガスス座(ペガサス座)」です。
秋の空は空気がきれいです。明るい星が少なく、目的の星を見つけやすいので夜空の観察を楽しめる季節のひとつです。秋の四辺形(ペガススの四角形)の見つけ方や夜空の観察グッズを紹介します。
秋の星座:ペガスス座(ペガサス座)とは
秋、空高くを見上げると4つの明るい星を見つけることができます。アンドロメダ座のアルフェラッツ、ペガスス座のマルカブ・シェアト・アルゲニブです。
アンドロメダとは、ギリシャ神話に登場する古代エチオピアの女王を表しており、アルフェラッツは、アンドロメダ座の頭部に位置する星です。ペガスス(ペガサス)とは、ギリシャ神話に登場する背中に翼を持ち、空を飛ぶことができる伝説の天馬です。マルカブ・シェアト・アルゲニブの3つの星は、ペガスス座(ペガサス座)の胴体に位置する星です。
アルフェラッツ・マルカブ・シェアト・アルゲニブ、この4つの2等星を結んでできるのが「秋の四辺形(ペガススの四辺形)」と呼ばれる、秋を代表する星座です。
ペガスス座(ペガサス座)の見つけ方
秋の夜、4つの輝く2等星が四辺形に並んでいます。これがペガスス座(ペガサス座)の目印になる3つの星です。
10月頃なら22時頃、11月中旬は20時頃、12月になると19時頃に空の一番高くに観察することができます。秋の夜空は明るい星が少ないのでペガスス座(ペガサス座)は見つけやすいです。
天体望遠鏡で夜空を観察
天体望遠鏡で夜空の星を観察すると、星を身近に感じます。肉眼では確認できない、何億万キロ以上も離れた星をしっかりと自分の目で見ることができるからです。
天体望遠鏡で夜空を観察するための道具を確認しておきましょう。
- 天体望遠鏡
- 方位磁針
- 星座早見盤または星の本
天体望遠鏡
天体望遠鏡は、種類や値段などさまざまです。高性能なものほど観察しやすいですが、値段も高く使い方も難しくなります。手ごろな値段でも十分に観察できる天体望遠鏡がたくさんあるので、安定して使える、しっかりした天体望遠鏡を選びましょう。
天体望遠鏡の種類には、大きく分けて屈折式と反射式があります。屈折式は、まっすぐ目的の像を映し出すので、星が見つけやすいです。使いやすく、特別な手入れが不要です。反射式は、鏡に反射させて目的の像を映し出し、暗い星でもよく観察することができます。高性能でも、手ごろな価格の製品が多いです。
天体望遠鏡の倍率は、有効径(口径)の2~2.5倍の大きさが最大倍率になります。実際にはもっと高倍率で見ることもできますが、望遠鏡に適した倍率でないと像がぼやけたり暗くなったりして正確に観察できません。
倍率の計算は「倍率=望遠鏡の焦点距離÷接眼レンズの焦点距離」で求めることができます。
方位磁針
方位磁針は、方角を知るためにあると便利です。スマートフォンをお持ちの方は、アプリで手に入れることができます。無料で利用できるので、そちらを活用してみてもよいと思います。
星座早見表または星座の本
星座早見表は、星や星座の名前や位置を簡単に確認できるアイテムです。見やすくて、野外で使うので丈夫なものを選びましょう。
星座の本は、分からないことをすぐに調べることができるので1冊持っておくと勉強になります。
ペガスス(ペガサス)のイラストとオリジナルグッズ
秋の夜空を彩る「秋の四辺形(ペガススの四辺形)」の3つの星を含むペガサス座のイラスト「ペガサス」です。
「ペガサス」は、Miジンコさんのオリジナルイラストです。「ペガサス」のオリジナルグッズをデザインTシャツ通販「ClubT」とクリエイターズマーケット「BOOTH」で販売しています。
サイズやカラーを豊富にそろえているので、ぜひご覧ください。
ClubTで販売しているペガサスのイラストグッズ
BOOTHで販売しているペガサスのイラストグッズ
秋の夜空を楽しもう
秋の四辺形(ペガススの四角形)の他にも、うお座やカシオペア座などたくさんの星座を観察することができます。夏に比べると明るい星が少ないので、目的の星を見つけやすいのも秋の夜空の特徴です。空気が澄んできれいな秋の季節、ぜひ夜空を楽しんでください。